2022.12.23
安全な足場を設置するための足場の落下防止設備と安全対策
足場の事故要因の一つに足場材や工具などの落下事故があります。
落下事故は足場の作業員だけでなく、周辺を通行する第三者を巻き込む可能性があるため、十分な措置を講じなければなりません。
そこで、足場の落下防止設備について解説します。
落下防止設備その1「朝顔(防護棚)」
「朝顔」は建設工事の現場から物品が外部に落下し、通行人などの第三者に対する公衆災害を防止するために、足場の外側面にはね出して設ける落下防止設備です。
朝顔は一般的に張り出し材、つなぎ材、根太、敷板などで構成され、これらに使用する資材は、足場用鋼管、足場板、波型鉄板などです。
最近では現場で簡単に組立・解体が可能なユニット式(プレハブ式)が主流になっています。
落下防止設備その2「幅木」
足場からの墜落災害防止のため、足場には安全措置が求められています。
足場では手すり等と中さん等に加え幅木を設置すること、また、足場のはり間方向の建地の間隔と床材の幅を原則同じものとするなど、隙間を作らないように床材を設置することが定められています。
幅木を10センチ以上とした場合、物体の落下防止措置としても有効となります。
足場材の落下防止事故を未然に防ぐための対策は必須
足場で起きる足場材の落下事故の多くは、床面に置いた工具や部材が手すりと布板の間から滑り落ちたというものです。
高所からの落下物は重度災害の危険度が高い為、落下事故対策は必須となります。
労働者に対する措置としては厚生労働省が、第三者に対する措置としては国土交通省が足場材の落下防止のために規則、基準を設けています。
基準をまとめると
「足場から水平距離5メートル以内に落下物による工事現場の周辺への危害を防止するため、足場の必要な部分に鉄網もしくは帆布で覆うか同等以上の効力を有する防護措置を取ること」
となっています。
第三者への安全確保のために作業現場の場所や建物の条件に応じて、足場メッシュシート、養生ネット、防音パネル、朝顔などを設置することが足場からの落下防止策として有効となります。
事故を防止するために高い安全意識をもって作業をする
足場からの資材や工具など物品の落下事故を未然に防ぐ方法と対策をご紹介しました。
高所からの落下事故は重度災害につながる恐れがあります。
そのため、普段から安全意識を強く持ち、法令で定めている規則や基準の遵守を行うことが大切です。
また、足場に関わる作業員全員が高い安全意識をもって作業をすることが求められています。
名古屋市の足場工事は株式会社 栄建にお任せ下さい。
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