2023.03.17
安全な足場工事のために知っておきたい足場部材の寸法の測り方
枠組足場の部材には寸法の規格が2種類あります。
しかし、例えば一番長い部材ではインチ規格の寸法が1829mm、メーター規格の寸法が1800mmと30mm程度しか違わず、ぱっと見では見極めにくいのが現実です。
規格の違う両者は寸法が異なるため、混ぜて使うことはできません。
このページでは足場部材の寸法の測り方や枠組み足場の組立ての流れをご紹介します。
足場部材の寸法の測り方
足場の2つの規格はぱっと見で見分けることは難しいといえます。
足場部材の寸法を測るためには、実際にメジャーなどを使って測ることになります。
足場部材の寸法を測る際は「芯々」を意識します。
芯々とは壁や柱などの部材の中心から中心まで、または通り芯の間の長さのことです。
金属の端から端ではなく、接続するために部材の端に設置されている穴の中央同士で計測します。
足場部材はメーカーにより若干形状が異なり、どこから測ったら良いのか分かりにくいこともあるかと思います。
その際には「芯々」を基準として測ることを覚えておくと間違いがないかと思います。
枠組足場の組立ての流れ
足場は組み立てが重要とされています。
足場を支える部分であるベースの組立ては最も重要です。
ここでは枠組足場の組立ての大まかな流れをご紹介します。
①ベース部分の組立て
平坦な所定の位置に敷板を並べ、ジャッキベースを敷板の上に置き、調節ナットを高さに合わせます。
②1層目建枠の組立て
建枠の脚注をジャッキベースに差し込み、交差筋交いを取り付けます。
下部の補助手すりを外側に取り付けます。
ジャッキベースの調節ナットで全体のレベルを合わせます。
③1層目から2層目の手すり枠の取り付け
床付き布枠を取り付けます。
妻側の手すり枠も取り付けます。
④2層目の組立て
建枠を脚注ジョイントで継ぎ足し、手すり枠を取り付けた建枠に固定します。
交差筋交いを構造物側に取り付け、妻側手すり枠を取り付けます。
⑤3層目の組立て
④の手順を繰り返します。
⑥最上部の組立て
建枠の場合、補助手すり枠の設置をし、妻側手すりの設置をします。
手すり支柱の場合は手すり支柱を設置してから、手すり枠の設置をします。
足場寸法と組立て手順を守り安全な足場を組み立てる
足場には2種類の規格があり、寸法が異なりますので混ぜて使うことはできません。
規格は統一して利用する必要があります。
また、作業員だけでなく周辺住民の安全のため、法令で定められた組立て手順を守り、足場の設置をする必要があります。
名古屋市の足場工事は株式会社 栄建にお任せ下さい。
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