2019.04.26
足場の組み方
実際に家など建築物を建てるときはもちろんのこと、
防水や塗装といった建物のメンテナンスを行う時に、作業者の安全を確保するために設置します。
これは厚生労働省からもチェックの入る重要な仮設の作業床です。
建設・建築の現場では、落下によるケガや死亡事故を防ぐ合言葉として
「1メートル=一命取る」と言われる程、この足場は重要視されています。
高さが5メートル以上の足場を組み立て・解体する際には、
足場用の作業主任者を選任しなければならない程大切な設備です。
足場をかけるための専門業もあることから、その大事さが解って頂けるはずです。
建築業界を支える足場
ピラミッドの建設にも使われた足場は、古くより日本でも建築業界を長く支えてきました。
今では、女性の足場職人の方も活躍しており、ますます職人さんの進出が期待できますね。
その一方で今一度見直さなければならないのは、足場の転落事故でしょう。
今後も、「手すり先行工法」のような、より安全で働きやすい環境が作れるよう考えていかなければなりません。
足場の組み方とは
足場を組む際は、建造物の基礎しかない状態で行います。
最初の作業は、作業しやすいように資材を準備していく作業の「間配り」です。
作業に夢中になるあまり資材が道を防ぎ、効率を落としてしまったり、
万が一のトラブルの際に逃げ場を失ってしまうことが考えられるため、
「安全通路」というものを確保するようにします。
準備ができたらまず初めに、敷盤を釘で固定し、足場に加わる負荷を受け止めて足場が崩れるのを防ぎます。
そして、ジャッキベースと呼ばれる高さが調節できる部品を取り付け、支柱を挿入します。
次に、「根絡み」と呼ばれる作業により建物の基礎をかこっていきます。
支柱の際下端となり、いわば、足場の基礎だといえるでしょう。
続いて、鳶職人の方が通るところを、段差が出ないように「踏板床」を設置していきます。
また、踏板床を設置する際、建物から足場までの隙間が30cm以内となるようにします。
これは、隙間から人が落ちてしまうのを防ぐためです。
そして、踏板床から75cm~90cmのところに手摺(てすり)を設置していきます。
また、階段やはしごも設置していきます。
続いて、足場の横揺れを防止するために角度45度の傾きで交互に向きを変えて設置していきます。
そして、足場を構成する最上部に左右均等の支柱に「火打ち」を設置します。
足場は様々な場面で活躍します。住宅を建設する際はもちろん、外壁や屋根を塗装する際にも欠かせません。
名古屋市の足場工事は株式会社 栄建にお任せ下さい。
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