2022.11.25
足場作業での労働災害を防止するために必要な安全対策
足場は建設現場では欠かせないものですが、高所作業のため危険が伴い、足場作業での労働災害はあとを絶ちません。
法令でも足場での労働災害を防止するためにさまざまなルールが定められており、現場では法令に沿った安全対策が必要です。
この記事では、足場での災害を防止するために必要な安全対策をご紹介します。
足場の組立作業などの墜落防止措置を充実する
足場の組立てなどを行う際には、足場の安全対策のために幅40cm以上の作業床の設置や手すり枠や親綱などの安全帯を取りつけるための設備などを設置し、作業者に安全帯を使用させるか、これと同等の効果を持つ方法を取る必要があります。
また、足場の墜落防止の安全対策として「手すり先行工法」を積極的に採用することも大切です。
手すり先行工法の最大の特徴は、足場の組立・解体時に常に手すりを先行して設置することが出来るという点です。
最上階でも常に手すりで囲まれた状態で作業ができるため、墜落防止の安全対策として有効です。
手すり先行工法には「手すり据置方式」「手すり先送り方式」「手すり先行専用足場方式」の3種類があります。
足場の作業床に関する墜落防止措置を充実させる
安衛則第563条では、建地と床材の隙間が広いことが原因の墜落事故を防止するため、建地と床材隙間は12cm未満とすることが定められています。
床材が片側に寄っていることで12cm以上の隙間が生じてしまう場合は床材の組み合わせを工夫したり、幅の狭い板材を敷く、床材がずれないように固定するなどの安全対策を行い、要件を常に満たせるようにしておく必要があります。
足場の点検を徹底する
平成21年6月1日より、労働安全衛生規則の一部が改正され、足場の点検のルールが厳格化されました。
これにより、足場の組立・一部解体・変更後と悪天候後には足場事業者だけでなく、注文者も点検・補修義務が課されました。
さらに、点検結果は点検表に記録し、足場の設置期間中は保存しておかなければなりません。
ルールに基づいて安全対策をすることが大切
足場作業の安全確保のために、法令の改正が繰り返されています。
仮設足場の組立てや足場上で作業する場合は最新のルールや情報に基づき、正しく足場を取り扱うことが大切です。
安全な足場作業ができるよう、現場の労働安全衛生意識の向上など、現場に携わるスタッフ全員が安全対策について理解をし、実施していく必要があります。
また、管理者には最新情報や法令を常にチェックし、安全対策を行うことが求められています。
名古屋市の足場工事は株式会社 栄建にお任せ下さい。
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