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2023.04.28

単管足場の特徴と組み方の手順・設置の注意点について解説

単管足場は単管とクランプで構成される足場です。

歴史の長い足場で以前は広く活用されてきた、低層用で狭い場所での設置に適した足場です。

 

ここでは、単管足場の特徴や組み方の手順、注意点について解説します。

 

単管足場とは

単管足場は「単管」と呼ばれる鉄パイプ状の鋼管と「クランプ」と呼ばれる金具で組み立てる足場です。

枠組足場やくさび式足場が設置できないような狭い場所に設置されることが多く、複雑な組み方にも対応できるため、プラント工事などでも活用されます。

 

また、ホームセンターで販売されており、DIYで広く活用されているのも単管足場です。

 

単管足場の組み方の手順

それでは単管足場の組み方をご紹介していきたいと思います。

 

1.敷板の設置

足場の沈下や滑動を防ぐため、地面に敷板を設置します。

 

2.支柱の組立て

敷板の上に単管ベースを置き、支柱を垂直に立てます。
このとき、支柱と支柱を連結させるための布材が必要です。

ただし、一定条件で沈下防止・滑動防止措置を取っている場合は根がらみを省略することができます。

 

3.枠の組み上げ

クランプを使って単管パイプ同士をつなげ、枠を組み上げます。
クランプの締め付けトルクは標準地にし、均一に締めることで安定性を保つことが可能です。

枠が組み上がったら、足場板を渡して単管に固定します。

 

4.壁つなぎで固定する

足場と外壁は壁つなぎで固定して、足場の倒壊を防ぎます。
また、倒壊防止措置として、筋交いの設置も必要です。

さらに、足場どうしの隙間が埋められない場合は落下防止用ネットなどで安全措置をすることが義務付けられています。

 

単管足場の注意点

単管足場の安全基準は労働安全衛生規則571条に明記されています。

ポイントは以下の5つです。

 

1.足部にベース金具を使用し、敷板、敷角、根がらみなど置する

2.壁つなぎの間隔は垂直方向に5m以下、水平方向に5.5m以下とする

3.建地はけた方向に1.85m以下、はり方向に1.5m以下、積載荷重の上限は400kgfとする

4.接合部、交差部はサイズの合った付属金具を使用し確実に接合する

5.足場に架空電路を近接して設ける場合は架空電路を移設するか絶縁管または絶縁覆など着する

 

 

安全基準を守って設置する

単管足場の特徴や組み方、注意点について解説しました。

単管足場は低層向けの足場ですが、自由度が高く複雑な形状に対応できるほか、狭い場所での設置に向いている足場です。

 

足場作業は危険が伴い、災害が発生する可能性があるため、組立てや解体などの作業は安全基準を守って行う必要があります。

名古屋市の足場工事は株式会社 栄建にお任せ下さい。

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