2019.05.10
足場の種類
足場は工事現場において、決して主役ではありませんが、
真っ先に作業員の安全を支える大事な土台であり、
そのタイプによって作業効率が大きく変わることもある要です。
足場の種類を一番大きなカテゴリーに分けてご紹介して行きます。
・足場の種類その1【単管足場】
単管足場とは、直径約48mmの「単管」と呼ばれるパイプを使って組み立てられる足場のことをいいます。
単管足場は、縦横の幅がある程度決められているため
主に2階建て住宅や狭いビル間など小規模での工事の際に用いられます。
単管足場の仕組みとしては、パイプ同士をクランプと呼ばれる金具で噛み合わせてボルトで締めて接合します。
そのため、足場を構成する接合位置や取り付け角度などを自由に変えられるメリットがある一方で、
工事期間がほかの足場と比べて長くなりがちであったり、部材が重いというデメリットもあります。
・足場の種類その2【丸太足場】
丸太足場とは、杉やヒノキなどの自然木を鉄線とよばれるもので締め上げて固定し、
組み立てる足場のことをいいます。
この丸太足場は、日本古来より受け継ぐ伝統的な足場で、城郭建築の際にも活躍しました。
しかし、現在では耐久性や安全性を考慮して丸太足場が使われる機会が少なくなっています。
ただ、非伝導性である木材の特徴を生かして、電波塔の工事で使われたり、
鋼材では傷つく恐れのある文化財や寺の修復工事の際に丸太足場が今でも使われているのです。
・足場の種類その3【手すり先行工法】
手すり先行工法とは、足場の床板を取り付ける前に一段上の手すりを取り付け、足場の床を取り外す際には、
床板を取り外してから手すりを取り外す方法のことを指します。
これは、建設業における死亡災害で足場からの墜落事故が多いことから、
労働安全衛生規則が改定されて、安心感のある足場で墜落を防止しようという取り組みです。
この方法によって、最上階でも手すりがある状態で作業ができたり、
足場の全層に二段手すりとつま先板が設置されて
足場職人がより安全・安心な環境で働くことができるようになりました。
名古屋市の足場工事は株式会社 栄建にお任せ下さい。
会社名:株式会社 栄建
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業務内容:足場工事一式(規定)