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2021.10.05

足場材高さの規制及び利便性に関して

従来足場の高さは1700mmという概念がありました。

組み立てをする鳶さん、使用する職人さんや監督さん、

それは日本人の身長から考えられたものだったと思います。

しかし、近年では日本人の平均身長も高くなり、1800mm以上が主流となってきております。

これには賛否両論があると思いますが、実際組み立てる際には身長が低い人には組み立て難くく、

実際使用する人は屈まなくて済みとても便利など、様々な視点により変わってくるものだと思います。

 

 

足場の法律においての高さやスパン

足場の法律においての高さやスパンを考えてみると、すべてにおいて2m以内という決まりがあり、

これは部材の強度(基本の考えは単管パイプ)の座屈、曲げ強度に安全率をみているものです。

また、実際組むときに2m以上離れているものを組み上げる事はとても危険であると思います。

足場の部材重量が枠組みでは15kg程度、単支柱でも大体5~10数kg程であり、

敷材である布板は大体20kg弱になる為、

持ち上げて組み上げられる範囲としては2m以内が妥当と思われます。

 

 

強度計算や経験に則り法律が存在する

足場を計画する上で一番重要な事は強度計算であり、強度計算や経験に則り法律が存在します。

法律の中で決められている事はとても重要であり、

枠組み足場では高さ45m以上では単管パイプを抱かせる必要があり、

単管足場では高さ31m以上で単管パイプを抱かせる規定があります。

近年出回っているくさび緊結式足場や一側足場は単管足場に部類されており、

壁つなぎの最大範囲や設置高さによる制限が存在します。

枠組み足場よりもクランプ作業が減り、高さも1800mm以上が主流となっており

とても便利で作業性が良くなっていますが、

枠組み足場よりも剛性が弱いという側面から様々な規制を受けています。

しかし、このような意見や決まり事はとても重要であると思われ、

人が乗り安全を最優先する必要がある足場材は、絶対に事故を起こしてはいけない存在になります。

 

 

足場を組む際に現場ではグレーゾーンな組み方をする事も多いと思いますが、

最低限である安全帯の使用、安全帯を使用できる環境を整える必要が元請けには必要になります。

そして組み立てを行う前の計画がとても重要であり、

法律の遵守・利便性・安全性を考え現場に促した足場を考えることが重要になります。

足場は構築現場では必ず必要なものであり、

作業員の命を守るために現場監督・使用者・組み立て者が一丸となり、

危険を排除していくことが安全な現場を作り出し、良い構造物を作り上げていけると思います。

 

名古屋市の足場工事は株式会社 栄建にお任せ下さい。

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