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2023.02.17

くさび式足場のビル工事用と住宅工事用の高さ制限とは

足場の高さには制限があり、定められた高さ制限を守って設置する必要があります。
特にくさび式足場にはビル工事用と住宅工事用の2種類があり、それぞれ高さ制限が設けられています。
この記事ではくさび式足場の高さ制限について解説します。

足場の原則的な高さ制限

足場の高さ制限は足場の種類により変わります。
それぞれの足場の高さ制限は以下の通りです。

標準枠組足場…45m以下
簡易枠組足場…45m以下

低層工事用簡易枠組足場…5.7m以下
単管足場…31m以下

ブラケット一側足場…15m以下
くさび式足場…31m未満

ブラケット一側足場(1本建地)…6m以下
ブラケット一側足場(2本建地)…10m以下

二側足場…10m

くさび式足場にはビル工事用と住宅工事用がある

くさび式足場(くさび緊結式足場)はビル工事用と住宅工事用があり、高さ制限と技術基準がそれぞれ定められています。

ビル工事用くさび式足場

くさび式足場のうち、ビル工事等の建築、補修・解体工事等に使用される足場で、高さ31m以下で使用する本足場。

住宅工事用くさび式足場

くさび式足場のうち、軒の高さ10m未満の木造家屋等低層住宅の建築、補修・解体工事等に使用される足場。
このように、ビル工事用と住宅工事用ではくさび式足場の設置基準が異なります。

高さだけでなく、ビル工事用と住宅工事用でそれぞれ設置基準が細かく定められています。
足場を設置する際にはこのガイドラインを遵守して組み立てる必要があります。

くさび式足場の特徴

建物の形状に容易に対応できる

くさび式足場は組み立て・変更作業が簡単で建物の形状に対応しやすい足場です。
小回りが利くため、元々は低層住宅工事用の足場として活用されていましたが、用途の幅が広がり、中層建築用の足場としても広く使用されています。

組立て・解体が簡単

くさび式足場はすべてがユニットタイプとなっており、ハンマー1本で組立・解体が可能です。
足場を締め付ける部材が必要なく、スピーディに足場を設置でき、ほかの足場よりも作業時間を短縮できるコストパフォーマンスの高さもメリットです。

安全な組み立て方法で設置できる

くさび式足場にはより安全に組立・解体作業を行うために「手すり先行工法」という組立方法が開発されています。

手すり先行工法では足場の組立て・解体作業中に常に手すりがある状態となり、安全を確保して作業をすることができます。

足場には設置基準が設けられている

くさび式足場の高さ制限や特徴について解説しました。
足場にはいくつかの種類がありますが、それぞれ設置基準が設けられています。

足場での作業は危険を伴いますので法令や基準に従い、安全に高所作業を行う必要があります。

 

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