2022.01.28
足場メッシュシートの設置基準とは?正しく設置し安心安全な現場に
足場を覆う形で設置される足場メッシュシートは足場の外側に設けられ、作業床側から部品などの物体が足場の側面を超えて落下するといった落下物による災害防止や墜落事故防止に有効となります。
足場メッシュシートには設置基準が設けられており、設置基準に則った設置が必要です。
そこで、足場メッシュシートの設置基準や種類の使い分け方についてご紹介します。
足場メッシュシートの役割
足場メッシュシートは落下防止や飛散防止の役割があります。
足場がしっかりと緊結してあり、足場とメッシュシートに隙間がないように設置してあれば、万が一足場を歩いていて躓いたりした場合にメッシュシートが助けてくれます。
また、飛散に関しても落下物が足場の外に飛び、近隣や通行人に災害をもたらすことをメッシュシートが防いでくれます。
飛散物は風向きによっては思った以上の距離を飛んでしまうこともありますので、メッシュシートの役割は重要となります。
足場メッシュシートの設置基準
建設業等では、高所からの墜落・転落による労働災害が多発していることから労働安全衛生規則の一部が改正されました。
足場メッシュシートについては「物体の落下防止措置」として
「高さ10センチメートル以上の幅木、メッシュシート又は防網(同等の措置を含む)を新たに設けること」とされました。
足場メッシュシートの1類・2類とは
足場メッシュシート・養生ネットは引っ張り強さ、伸び、耐貫通性により1類と2類に分けられています。
両者では1類の方が高い強度を持っています。
1類はメッシュシートのみで飛来落下物による危険防止に使用するものです。
引っ張り強さ×伸びが0.59KN以上であり、重量4.8kgの足場用鋼管を4メートルの高さから落下させても貫通しないことが基準です。
2類はメッシュシートと金網を併用させ、飛来落下物による危険防止に使用します。
引っ張り強さ×伸びが0.59KN以上あり、重量2.7kgの足場用鋼管を3mの高さから落下させても貫通しないことが基準となっています。
足場メッシュシートは設置基準と認定基準を理解して使用する
足場メッシュシートは主に落下・墜落事故や物品の飛来・落下を防止するために設置するものです。
設置は労働安全衛生規則で定められており、設置基準は仮設工業会で定めています。
安全性を発揮させるためには認定された製品を使い、設置基準を満たした設置が重要です。
名古屋市の足場工事は株式会社 栄建にお任せ下さい。
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