2022.06.24
足場の一側足場と二側足場の違い 前踏みと後踏みとは!?
足場には一側足場と二側足場があります。
両者の違いは建地が一列か二列かという点で、狭小地では一側足場、十分なスペースが取れる場合は二側足場を設置するのが一般的です。
このページでは一側足場と二側足場の違いや二側足場の前踏み・後踏み、組立作業前に確認することをご紹介します。
二側足場とは
二側足場
二側足場(ふたかわあしば)は建地が内側と外側の2本あり、間に幅の広い作業床を設置することができます。
敷地に余裕があり、十分な作業床を確保できる時に組まれる足場です。
建地
建地(たてじ)は地面と垂直に立てる支柱を指します。
建地は垂直である必要があるため、職人は都度レベルを測って設置しています。
足場の部材には「支柱」「柱」もありますが、支柱、柱は部材の名前で、仮設足場として組み立て、構造体の一部となると「建地」と呼びます。
建地は「高くする」とは言わずに、「伸ばす」と言います。
前踏み・後踏み
前踏み・後踏みとは、二側足場のうち、建物に近い方の建地を前踏みと呼び、建物から遠い方の建地を後踏みと呼びます。
一側足場とは
一側足場(ひとかわあしば)は建地の片側の身にブラケット等を取り付け、その上に足場板を敷き詰めた一列建地の足場を指します。
二側足場では足場を設置することができない狭小地で使用される構造です。
足場の組み立て作業前に確認すること
足場を安全に組み立てるには事前にいくつか確認をする必要があります。
作業箇所の確認
作業前には組立図を基にして以下のことを確認します。
・敷地・地盤の状態
・架橋・隣接の塀、立木等障害物の確認
・作業範囲
・部材の点検を行い、不備・異常があるものは取り除く
・住宅の出窓・出入口・玄関・庇等を確認しておく
工具、保護用具の点検
使用する工具を点検し、不備・異常があるものは取り除く
ヘルメット・安全帯・ハンマー・ラチェットスパナ・手袋等を点検する。
作業開始前には打ち合わせを実施
作業前に打ち合わせを実施します。
・作業箇所
・分担
・伝達事項
を伝え全員に周知します。
作業方法、手順、範囲等について全員が確認する
打ち合わせでは作業内容・手順・範囲等についても説明し、全員が確認します。
用途や状況に合わせて最適な足場を設置する
一側足場と二側足場の違い、前踏みと後踏み、工事前に確認することをご紹介しました。
足場は設置する場所の状況や用途に合わせて最適な足場を設置する必要があります。
足場業者は安全な足場を組み立てるために現場の状況をよく確認して足場計画を立てます。
作業前も作業にあたる職人全員が作業内容を把握し、部材や工具の点検をしっかりと行うことが安全な足場工事、建築工事へと繋がります。
名古屋市の足場工事は株式会社 栄建にお任せ下さい。
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