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2023.06.23

足場に必要な壁つなぎとは?壁つなぎの3つの設置方法

壁つなぎは足場の倒壊や変形を防ぐために必要なもので、足場の倒壊事故を防ぐためにも、設置基準が法律で設けられています。
ここでは、足場の壁つなぎの設置方法について解説します。

足場に必須の壁つなぎとは

壁つなぎとは足場を現場の壁に固定することを言います。

壁の下地になる鉄筋コンクリートに穴を開けてねじやアンカーを打ち込むか、溶接を行い、そこに壁つなぎ専用金具を取り付けて足場と接続します。

作業が終わり、足場を撤去する際には穴を塞ぎ、外観に影響がないように補修作業を行います。

壁つなぎは足場の倒壊防止の措置として、労働安全衛生規則でも設置が義務付けられており、設置の間隔などについては設置基準が設けられています。

壁つなぎの設置方法

壁つなぎの設置方法には「壁つなぎ専用金物」を使用する方法、「キャッチクランプ」を使用する方法、「単管パイプ挟み込み」の主に3つの方法があります。

壁つなぎ専用金物

片側がクランプ、もう片側がねじになっている壁つなぎ専用金物を使って設置する方法です。
クランプ側がジャッキ機構になっており、建物と足場の距離により長さを調節可能です。

キャッチクランプ

単管パイプとクランプで固定する方法です。
鉄骨梁の場合は、キャッチクランプを使って単管パイプと足場を固定します。

単管パイプ挟み込み

単管パイプでF型の形を造り、単管パイプで躯体を挟みこむ方法です。
解体工事やパラペットの部分でよく採用される壁つなぎです。

足場の控え(やらず)とは

足場の控え(やらず)とは、足場が倒壊しないよう、地面から単管等で斜め方向に入れる突っ張りです。
控えは壁つなぎの取り付けが困難な場合に設置し、圧縮材と併用することで圧縮と引張の相乗効果が生まれ、足場の揺れを防ぐ効果があります。

壁つなぎの設置が困難で、部分的な面組の足場や4周が緊結されていない足場では、その側端に控えを設けて足場の倒壊を防ぎます。

壁つなぎは基準を守って設置する

壁つなぎは足場の倒壊を防ぐために壁などに足場を固定する工法です。
これまで起こった足場の倒壊事故を受けて、壁つなぎは設置が義務付けられています。

設置の際は設置基準を守って設置すること、設置が不可能な場合は適切な対応で足場の強度を維持することが大切です。

壁つなぎは壁に穴を開けるため、お客さまのなかには敬遠される方もいますが、足場職人だけでなく近隣住民や通行人などの安全も考えて、厚生労働省のガイドラインに従って設置することが求められています。

名古屋市の足場工事は株式会社 栄建にお任せ下さい。

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