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2022.07.15

単管足場の寸法・構成方法における設置基準と注意点とは

単管足場とは単管とクランプを組み合わせた歴史の長い足場です。

シンプルでありながら自由度が利き、複雑な形状の建物やプラント、狭小地などでも活用されています。

このページでは単管足場の設置基準や注意しておきたい点について解説します。

単管足場の設置基準

足場の構成

足場の労働安全衛生規則に規定されている建地の間隔の寸法は桁行方向1.85メートル以下、はり間方向1.5メートル以下、布の取り付け間隔の寸法は地上第一の布は高さ2メートル以下、建地全長の寸法は原則として31メートル以下となっています。

また、大筋交は足場の外面に垂直方法の寸法15メートル以下、水平方向の寸法16.5メートル以下の設置間隔ごとに2方向に設けられています。

建地

建地に作用する足場の自重、積載荷重の合計は建地の許容支持力以下になっていることとしています。

作業床

床材・腕木・緊結金具に作用する部材の自重、積載荷重の合計は各々の許容応力度または許容支持力以下であることが定められています。

また、作業床の積載荷重は安衛則に規定されている1スパン1層400kg以下であることが規定されています。

壁つなぎ

壁つなぎは垂直方向の寸法5メートル以下、水平方向の寸法5.5メートル以下となっていることとしています。

基礎

鉛直荷重に対して基礎は十分支持力があることが規定されています。

単管足場の注意点

単管足場を含む仮設足場には法令等でさまざまな規定が定められています。

安全に施工するためには特に以下の項目で注意が必要です。

規則に基づき点検を行う

足場組み立て後は労働安全衛生規則に基づき点検が義務付けられています。

2015年に改正された安衛則では足場業者が作業開始前、悪天候後、足場の組立・一部解体・変更後に点検を行うことに加えて、注文者も悪天候後、足場の組立・一部解体・変更後に点検を行わなければなりません。

基本的には二側足場で設置する

厚生労働省の「足場先行工法に関するガイドライン」では、足場は二側足場で設置すること、ただし敷地が狭い場合など、二側足場の設置が困難な場合にはブラケット一側足場にすることができる、としています。

単管足場でも基本的には二側足場で設置し規定に沿った作業床を設置します。

ルールを守って安全に足場を設置する

単管足場の設置基準や注意点について解説しました。

足場の設置には法令等でさまざまなルールが定められています。

ルールは足場で作業する作業員や近隣住民、建物を守るために重要なものです。

常に新しい情報を確認してルールを守って安全に足場設置作業をすることが大切です。

名古屋市の足場工事は株式会社 栄建にお任せ下さい。

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