2022.04.15
現場施工の為の足場の平面図の書き方の基本・建築施工管理技士とは
仮設工事をする際、現場監督は仮設計画書を書かなくてはなりません。
建築工事を進めるにあたって敷地内にどのような足場を配置するかを平面図に落とし込みます。
足場計画図は足場仮設材のリース会社に作図を依頼することもできますが、作成された平面図は必ずチェックする必要がありますし、小規模な場合は自分で作成しなければなりません。
ここでは、足場の平面図の書き方の基本をご紹介します。
足場の平面図の書き方の基本
それでは足場の平面図の書き方の基本をご紹介します。
建物の外形を把握する
平面図を書く前にまずは建物の外形を把握します。
建物は階によって外形が変わることがありますので、各階のアウトラインの重ね合わせをまずは作成します。
その後、基本となる足場と建物の離れに300mmの補助線を作成しましょう。
各コーナーに役物配置
次に足場を配置していきます。
まずは建物のコーナーに役物スパンを仮配置していきます。
このとき、起点になるコーナーは足場工事全体の計画から一番最初に足場を組み始める場所が良いです。
基本的に1829mmで配置していく
足場のスパンの長さはメーター規格とインチ規格となりますが、どちらを使うかで基本のサイズを決めます。
メーター規格なら1800mm、インチ規格なら1829mmで作図します。
この基本のスパンを利用してなるべく部材を少なくすることがポイントです。
階段の位置を決める
階段の位置は先に想定しておくのがおすすめです。
階段は各面に1箇所以上設ける、階段の間隔は最長でも40m以下にする、階段部は踊り場も考慮して4スパンとするなどが基本的な考え方となります。
調整用スパンを入れる
1829mmのスパンが入らない場所はこれより短い部材を入れてスパン割を調整します。
単純に1スパンだけ短い長さの部材を入れるのではなく、短い長さの部材をいくつか組み合わせて調節するのがコツです。
建築施工管理技士とは
現場の作業員は足場の平面図を書くことはありません。
しかし、監督や施工計画を立てる人などは足場の平面図を書く必要が度々あり、職人として年を重ねて現場から別の分野へとキャリアを移行していくためには施工管理の知識などが必要になります。
そこで、役に立つのが建築施工管理技士の資格です。
施工管理技士は決められた工程内に建物の品質化が確保されるよう施工管理を行います。
発注者や設計者との打ち合わせ、施工図のチェック、工程管理、工事の技術的指導など、業務は多岐にわたります。
足場の現場作業員の次のステップとして資格を取得しておくと良いでしょう。
足場の平面図は何度も作成して効率的な足場計画を目指しましょう
足場の平面図の作成は最初のうちは書き方が分からずどこから手を付けていいのか戸惑うかもしれません。
しかし、書いているうちに要領が分かってくるはずですので、何度も書いて自分の書き方を覚え、シンプルで効率の良い平面図を目指していきましょう。
また建築施工管理技士などの資格も視野に入れて将来のステップアップも考えておくのがおすすめです。
名古屋市の足場工事は株式会社 栄建にお任せ下さい。
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