2023.10.27
ー足場資材の運搬方法と資材運搬にかかるコストとは!?ー
足場を設置するうえで忘れてはならないのが資材の運搬にかかるコストです。
足場の資材運搬費は工事コストのおよそ2割を占めると言われています。
ここでは、足場資材の運搬方法やかかるコストについて解説します。
トラックへは資材の積み方がポイントとなる
仮設足場の資材は資材置き場からトラックで運搬しますが、荷崩れを防ぐため、トラックへの積み方が重要になります。
足場資材を積むときは、総重心の位置が荷台の中央に来るように調整します。
また、荷台を中心としたとき、上下左右にかかる重量が等しくなるように積み込むことも大切です。
走行中にずれが生じないように、重ね方にも十分に注意を払わなければなりません。
トラックの天井を超える長さのある足場は中心に搭載し、荷台を超える長さの材料は左右に配置します。
荷台よりも短く幅が狭い材料は荷台の中央に乗せ、前後左右に空間ができる場合は板などで固定します。
足場資材のまとめ方
足場の運搬で荷崩れを防止するためには資材のまとめ方も重要です。
鳥居型枠材は、平坦になるように2つを交互に置き、次は逆向きに2つを重ねる方法で、隙間なくまとめます。
はしご型資材は同じ向きに重ねていき、4辺の中央を固く括ります。
板状、円形、単管パイプなどの棒状の資材は同じ長さ、形状、厚みのものをまとめて括ります。
踏板・布板は1枚目を裏返しに置くと、設置面積が大きくなり、荷台の床での滑りを防ぎます。
また、足場をトラックに固定する結び方には大きな荷物を緩まずに荷台に固定できる「南京結び」や複数を一度に固定できる「輸送結び」、1人でも結べて増し締めができる「もやい結び」の主に3種類があります。
いずれも固定力に優れていますが資材にかかる力も大きいため、資材に当て木や毛布をかけて上から結ぶなど工夫が必要です。
足場費用は運搬費も関わる
仮設足場の設置費用は往復の運搬費も含まれるため、運搬費は足場費用のコスト面にも大きな影響が出ます。
足場資材の運搬費用は時代によって相場が変動しやすいものの、工事費用の約20%を占め、安全にスピーディーに足場を設置するためにも欠かせません。
費用は車両が入れない狭小地の建物の工事や難易度の高い場所で足場を作るときは上昇する傾向があります。
足場は資材の積み込み・運搬も重要
足場の積み込み作業や運搬について解説しました。
足場は設置や解体だけでなく、運搬も重要であり、運搬費用は足場料金のおよそ20%を占めます。
運搬中の安全を確保するため、費用が掛かっても崩れないように安全性を確保して積み込みを行うことが大切です。
名古屋市の足場工事は株式会社 栄建にお任せ下さい。
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